共働き家庭の子育てや家事の負担が増加する中、多くの夫婦が時間や体力の限界に直面しています。
仕事でヘトヘトなのに、家で家事・育児やって寝たら朝が来る。。
育児や家事が立て込むと、不意にイライラしたり不安になったりもしてしまい、仕事・家事・育児もパフォーマンスも低下しがち。
という事で本記事では、共働き家庭が抱えやすい悩みと解決策を示し、家事の効率化や育児負担の軽減方法のヒントになればと思います。
1歳娘の子育て奮闘中の筆者経験も踏まえてお届けします!
共働き家庭をめぐる子育ての悩み5つ
共働き家庭が増加する中で、家事や育児をどのように両立させるかが重要な課題となっています。
ただ、実際は両立するのはかなり難しい。夫婦で同じ仕事をしているわけでもなく、社会のイメージが変わってきているとはいえ、公園や児童館ではママの姿の方がまだまだ多いです。
ここで挙げるのは、下の4つ。順に見ていきましょう。
・父親か母親どちらかに家事・育児の負担が偏る
・時短勤務をどちらが取るかで揉めてしまう
・学校や保育園からの呼び出しで仕事が進まない
・睡眠時間が取れず体調が安定しない
参考:令和4年 国民健康・栄養調査|厚生労働省
参考:令和3年 仕事と育児の両立に関する調査
父親か母親どちらかに家事・育児の負担が偏る
日本の共働き世帯は増加傾向にあり、2021年には約1280万世帯と専業主婦世帯(約594万世帯)の2倍以上。
この背景にもかかわらず、家事や育児の負担は依然として女性に偏る傾向が強く、令和4年度内閣府の調査では家事・育児ともに女性が7割を負担しています。
資料引用元:男性の家庭・地域社会における活躍について_令和4年4月19日 内閣府男女共同参画局
私だって働いているのに…そんな気持ちから夫婦仲が悪くなってしまう原因にもなりかねません。
時短勤務をどちらが取るかで揉めてしまう
共働き世帯では、子どもの急な体調不良や学校行事に対応するため、どちらが時短勤務や有給休暇を取得するかがしばしば問題になります。
令和2(2020)年度の男性育児休暇取得率は、民間企業12.7%、国家公務員(一般職)51.4%、地方公務員が13.2%と、近年上昇してはいるものの女性の80~90%と比較するとまだまだ低い現状。
資料引用元:男性の家庭・地域社会における活躍について_令和4年4月19日 内閣府男女共同参画局
女性に育児の責任が偏りがちな現状が浮き彫りになっています。
学校や保育園からの呼び出しで仕事が進まない
子どもの体調不良時の対応や緊急呼び出しは、共働き世帯にとって特に負担が大きい問題です。
仕事を中断せざるを得ない状況が頻繁に起きることで、キャリア形成や職場での評価に影響を及ぼすケースも少なくありません。
キャリアと子育ての両立は、自分はあまり意識しないようになりました。ただ、皆がキャリアを多少犠牲にできるかというと、違いますよね。
睡眠時間が取れず体調が安定しない
睡眠不足は体調の悪化や精神的ストレスを引き起こし、結果的に家族全体の生活満足度を低下させます。
特に生まれたばかりのお子さんがいる場合には、夜泣きもあるのでまとまった睡眠が取れないですよね。
画像引用元:ママ・パパ7000人が回答!育児中の睡眠事情。リアルな声も|たまひよ
子育てで悩みやすい親の特徴3つ
子育てと仕事を両立する中で、特に悩みを抱えやすい親には下に挙げるような特徴があります。
①責任感がしっかりある
②夫婦間で悩みをなかなか共有できない
③頼れるサービスが分からない
初めての子育てとなると、右も左も分からないから①③は仕方ないかもしれません。
責任感がしっかりある
責任感が強い親ほど、家事や育児を完璧にこなそうとする傾向があります。しかし、これが自己負担を増大させる結果となり、長期的には健康や夫婦関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
夫婦間で悩みをなかなか共有できない
夫婦間で悩みや負担をオープンに話し合う時間が取れない場合、家庭内のストレスが高まりやすいです。
2019年に実施された江崎グリコの調査によると、結婚期間が長く子供と同居している夫婦は、会話量の満足度が低下する傾向に。
なので、夫婦一緒にいる時間はなるべく、相手と会話する時間を増やせるように工夫が必要な場合も考えられます。
頼れるサービスが分からない
自治体や民間のサポートサービスの存在を知らない家庭も多くあります。病児保育やベビーシッターサービスは利用率が低い一方で、利用者の満足度は高い傾向が示されています。
ベビーシッターならキッズライン、自治体なら “○○市 一時預かり” で検索すると色々なサービスが出てきます。
共働き家庭の頼りになる人・施設4つ
画像引用元:岩手県学童保育連絡協議会
共働き家庭が子育ての負担を軽減するためには、周囲のサポートを上手に活用することが鍵です。この章では、頼れる人や施設をどのように活用できるかを詳しく解説します。
・ベビーシッター
・自治体の一時預かり
・学童
・アフタースクール
ベビーシッターさんに子供を預けてみる
自宅に来てもらう or 特定の施設で子供の面倒を見てもらえるサービスです。保育園が休日の場合や、どうしても用事で育児ができない場合にありがたい存在。
ただ、ベビーシッターを利用する際は、事前に預け先のHPや施設の確認、担当者との面談を行うことが必須です。実際の雰囲気で他を検討する場面が我が家でもありました。
利用する際の注意点がこども家庭庁に記載されていましたので、こちらに引用しますね。
ベビーシッターなどを利用される場合には、以下の点にご注意ください。
- まずは情報収集を
ベビーシッターを利用するには、事業者に申し込み、所属するベビーシッターが派遣される方法と、マッチングサイトを通じてベビーシッター個人に利用者が直接依頼する方法があります。保育料の安さや手軽に頼めるかという視点ではなく、信頼できるかどうかという視点で、ベビーシッター事業者の情報を収集しましょう。マッチングサイトを通じての利用の場合は特に詳細に情報収集を行い、マッチングサイトのガイドライン適合状況調査サイトを確認しましょう。情報収集にあたっては、都道府県や市町村の情報、 公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社のリストなどを活用しましょう。一時預かりが必要な場合やひとり親への様々な支援が必要な場合は、ベビーシッターの利用に限らず、市町村に相談しましょう。- 事前に面接を
ベビーシッターの派遣を事業者に依頼する場合、ベビーシッターに対する希望を明確に伝えましょう。派遣される予定のベビーシッターと事前に面談を希望する場合は、事業者に申し出てください。マッチングサイトを通じて依頼する場合には、インターネットの情報だけを頼りにするのではなく、実際に子どもをベビーシッターに預ける前に必ずベビーシッターと面会し、子どもを預かる方針や心構えなどについて質問して、信頼に足る人物かどうかを確認しましょう。また、子どもを預ける際には、必ず事前に面会したベビーシッター本人に直接子どもを預けるようにしましょう。- 事業者名、氏名、住所、連絡先の確認を
実際に子どもをベビーシッターに預ける際には、事業者名、ベビーシッターの氏名、住所、連絡先を必ず確認しましょう。その際、ベビーシッターの身分証明書を提示してもらうようにしましょう。マッチングサイトを通じての利用の場合には、マッチングサイトで公開されている保育者の情報を再度確認するとともに、都道府県等に事業者としての届出をしているかも確認するといいでしょう。- 保育の場所の確認を
保育の場所が子どもの自宅以外である場合は、事前に見学して、子どもの保育に適切な場所かどうかを確認しましょう。- 登録証の確認を
ベビーシッターが保育士や認定ベビーシッター(※)の資格を持っている場合は、保育士登録証や認定ベビーシッター資格登録証の提示を求めて確認しましょう。保育に関する研修を受けているかどうかを確認してもいいでしょう。※「認定ベビーシッター」とは、公益社団法人全国保育サービス協会が、ベビーシッターとして必要な専門知識及び技術を有すると認定した人です。詳しくは、 全国保育サービス協会HPの資格認定制度のサイトを参照してください。
ベビーシッターなどを利用するときの留意点|こども家庭庁 (cfa.go.jp)
- 保険の確認を
万が一の事故に備えて、保険に加入しているかやその内容、金額を確認しましょう。ベビーシッターを派遣した事業者やマッチングサイトの運営者等にも同様に確認しましょう。- 預けている間もチェックを
子どもをベビーシッターに預けている間も、子どもの様子を電話やメールで確認するようにしましょう。カメラなどで子どもの様子を見たいと保育者に伝えてもいいでしょう。- 緊急時における対応を
預けている子どもの体調が急変するなどの緊急事態が生じた際に、ベビーシッターからすぐに連絡を受けることができるような体制を整えましょう。- 子どもの様子の確認を
ベビーシッターから子どもの引き渡しを受ける際、どんなことをして遊んだのかといった保育の内容や預かっている間の子どもの様子について、ベビーシッターから報告を受けましょう。子どもの様子次第では、お子さん本人にも確認しましょう。- 不満や疑問は率直に
ベビーシッターに対する不満や疑問が生じた場合は、ベビーシッターを派遣した事業者やマッチングサイトの運営者等にすぐ相談しましょう。内容によっては、事業者等ではなく、都道府県や市町村の保育担当部署、地域の消費生活センターなどに相談しましょう。
自治体の一時預かりを利用する
ベビーシッターが不安という方は、自治体で紹介されている施設に一時預かりをお願いするのも一手。認定施設なので安心です。
具体例:保育所等の一時預かり|仙台市 (city.sendai.jp)
認定施設と非認定施設どちらもやり取りをしたことがありますが、事前面談の確認事項や雰囲気など、やはり認定施設の方が安心です。
学童・アフタースクール
学校外での子どもの居場所として、学童保育やアフタースクールを活用する家庭も増えています。文部科学省のデータによれば、2021年には学童保育を利用する児童数が過去最高の127万人を記録しました。
自分も子供のころ、よくアフタースクールに行っていました。
子育て中の共働き家庭こそ睡眠時間を確保しよう
睡眠不足は共働き家庭にとって深刻な問題です。この章では、睡眠不足が及ぼす影響と、十分な休息を確保するための具体的な方法についてご紹介します。
睡眠不足と家族の密接な関係
睡眠不足は夫婦間の喧嘩の増加にもつながることが研究で明らかになっています。
心理学研究によれば、睡眠時間が減るとストレスホルモンの分泌が増加し、相手への共感能力が低下するため、些細なことで衝突しやすくなります。
心の余裕は大事。
睡眠を確保するためのポイント
① 夫婦で家事を並列処理する
家事を同時進行で効率よく進めるスキルを身につけることで、負担を軽減できます。
今は夫婦で子育てをする時代になりつつあります。私も夫の身ですがまだまだ参加できていない部分があるので…頑張ります!
② 時短家電を活用する
「令和の三種の神器」と呼ばれる家電、食器洗い乾燥機(食洗機)、ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機を導入することで、日々の家事負担が大幅に軽減されます。
ホットクックがあると、より便利です。
食洗機で負担を軽減し、笑顔の時間を増やそう!
最後に、日常の負担を大きく軽減するアイテムとして食器洗い乾燥機がおすすめです。
食器洗いにかかる平均時間は1回あたり15~30分。これを食洗機に任せるだけで、年間約150時間もの節約が可能になります。
その時間を睡眠や家族との団らんに充てることができれば、心身ともにリフレッシュしやすくなるでしょう。
小さいお子さんが一人のご家庭ならパナソニック食洗機NP-TCR4、4人家族までならNP-TSP1がおススメです!
さらに、食洗機は手洗いに比べて水や洗剤の使用量が少ないため、経済的にも環境的にもメリットがあります。厚生労働省の調査でも、家事負担の軽減がストレス低減や家族間の良好な関係維持に寄与することが示されています。
食洗機の導入で日々の負担を減らし、大切な時間をもっと有効に活用してみませんか?