2023年12月に、パナソニックのプチ食洗機で新しいモデルが出ました。
現在我が家で使っているプチ食洗機NP-TCR4と、新しく出たNP-TCR5の比較をし、最新型がおススメできるのか紹介しますね。
・NP-TCR4とNP-TCR5の違いはほぼ無し(ストリーム除菌洗浄が加わるのみ)
・価格はNP-TCR5の方が1.3万円程度高く、コストパフォーマンスはNP-TCR4の方が優秀
・食洗機庫内のスペースはNP-TCR5の方が若干(高さ2cm程度)広い
・消費電力は変わらない
2023年11月、パナソニックの食洗機NP-TCR4の後継機となるNP-TCR5が発売されました。
画像引用元:食器洗い乾燥機 NP-TCR5 | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic
NP-TCR5はNP-TCR4と同じく3人向けのサイズで、18点までの食器が一度に洗えます。
このブログではNP-TCR4を主にレビューしていますが、新しく発売されたNP-TCR5は果たして何が違うのか?今回はNP-TCR4と比較しつつ解説していきますね!
結論、今後家族が増えたりする予定があれば、NP-TCR5よりもNP-TSP1を買った方が良いです。理由は、洗えるお皿が6点多いため。
赤ちゃんができて離乳食を作るようになると、NP-TCR4/5サイズでは1日に2回運転させないと回りません。
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NP-TCR4に対しNP-TCR5で加わった機能は1つ
まずは基本性能から比較してみましょう。2機種の性能を下の表にまとめてみました。運転音はどちらも約43dBと、「普通の会話音」より静かなくらいに相当します。
ん?何も変わってないじゃん…
はい、基本的な機能・サイズや重さはNP-TCR4とTCR5で何も変わっていません。ではNP-TCR5で追加された新機能は何でしょうか。
NP-TCR5ではストリーム除菌洗浄が追加
NP-TCR4とほとんど同じスペックのNP-TCR5。新しく追加された機能は、お皿の除菌効果を上げる「ストリーム除菌洗浄」です。
画像引用元:食器洗い乾燥機 NP-TCR5 | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic
この機能は、全ての洗浄コースで水温50℃以上に保つことでお皿の除菌効果を得るというもの。
ただ、NP-TCR4でもすべてのコースで水温50℃以上を使い洗浄します(バイオパワー除菌)。除菌効果についてはNP-TCR4でも確保できていそうですね。
我が家ではNP-TCR4を2021年8月から使っていますが、洗いあがりのお皿を使って気分が悪くなったことはありません。
NP-TCR4で使用されている機能。NP-TCR5ではストリーム除菌洗浄に代わっています。
洗剤中の酵素が活性化する温度帯(約50 ℃)の洗剤液を食器に直接噴射。
酵素パワーが直接効いて、しつこい汚れも素早くはがします。
画像・文章引用元:しっかり洗えて、しかもエコ | 食器洗い乾燥機 NP-TCR4(プチ食洗) | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic
値段比較
コストパフォーマンスは、NP-TCR4の方が優秀です。
機能が変わらないので、次は価格の面から比較してみましょう。ここでは2023年12月20日現在での販売価格をAmazonで見てみますね。
モデルが新しいNP-TCR5の方が1.3万円も高い結果に。
両者は機能がほぼ同じなので、新機能のストリーム洗浄にこだわりが無ければNP-TCR4を買った方がコストパフォーマンスが上がります。
NP-TCR4でも少し割高
NP-TCR4の方が安いことは分かりましたが、実は同サイズ他モデルと比較するとNP-TCR4も若干高めの部類に入ります。
NP-TCR4はお皿が2点多く入る事、最短コースを選べば30分以下でお皿を洗える点が利点かと。
据え置き型(武器水栓式)であるNP-TCR4以外の食洗機は「タンク式」と呼ばれるタイプで、取り付け時に分岐水栓や給水ホースの設置が不要。ただ、普段はご自身で水を給水する必要があります。
タンク式と据え置き型食洗機は切替可能なモデルが多いので、ご安心ください。
タンク式の食洗機について、簡単な比較表を載せますね。
コストパフォーマンスで考えるなら、ラクア or シロカの従来タイプに軍配が上がります。
NP-TCR4・TCR5で共通の機能・スペック
NP-TCR4とNP-TCR5両者の相違点が分かったところで、次は共通の機能を見てみましょう。
・洗えるお皿の点数
・洗浄モードと所要時間
・消費電力
庫内スペースがNP-TCR5の方が2cm程度高い以外、両者の差はありません。
洗えるお皿の点数は同じ
カタログ値ではNP-TCR4・NP-TCR5どちらも18点。ですが、入れられるお皿のサイズはNP-TCR5の方が2cm程度大きいと考えられます。
新しいモデルでは省スペース化を達成している可能性がありますね。
NP-TCR5は、直径約24cmの大皿も食洗機に入れられますが(※1)、NP-TCR4では庫内のお皿を入れるカゴから天井までが22cm。
※1:食器洗い乾燥機 NP-TCR5 | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonicより参照
直径22cmや24cmはかなり大きめサイズですが、大は小を兼ねるのでNP-TCR5の方が、お皿のレパートリーは増えそうです。
ちなみに、NP-TCR4でも直径22cmまでのフライパンは洗えます。
全部で4種類検証しました。
①ミニフライパン(横35cm×縦15cm)⇒OK
②平底フライパン(直径26cm、取っ手含め45cm)⇒NG
③鍋(直径19cm、高さ9cm)⇒OK
④鍋のフタ(直径25cm)_おまけ⇒OK
洗浄モードと所要時間
洗浄コースの数、そして所要時間は両者まったく同じです。なので、ここでは差が付きません。
因みに同じサイズで他の食洗機モデルと比べると、洗浄時間は短いです。2~3人向け食洗機を比較した記事もあるので、参考になれば幸いです。
参考までに、他の同じサイズの食洗機と比較した結果を載せますね。
消費電力
こちらも洗浄モードと同様、NP-TCR4・NP-TCR5で差はありませんでした。
パナソニックホームページより画像引用(しっかり洗えて、しかもエコ | 食器洗い乾燥機 NP-TCR4(プチ食洗) | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic・食器洗い乾燥機 NP-TCR5 | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic)
というわけで、ランニングコストは両者同じと考えられます。
我が家で使っているNP-TCR4については、実際に食器を洗った際の消費電力をチェッカーで測っています。
月々にどれくらいランニングコストがかかるか計算した記事を用意したので、もっと詳細が知りたい!という方の参考になれば幸いです。
まとめ
今回はパナソニックから新しく出たNP-TCR5について、旧モデルNP-TCR4と比較してみました。
・NP-TCR4とNP-TCR5の違いはほぼ無し(ストリーム除菌洗浄が加わるのみ)
・価格はNP-TCR5の方が1.3万円程度高く、コストパフォーマンスはNP-TCR4の方が優秀
・食洗機庫内のスペースはNP-TCR5の方が若干(高さ2cm程度)広い
・消費電力は変わらない
モデルチェンジはあったものの両者はほぼ同じなので、1世代古いNP-TCR4を買った方がお得ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
同じくパナソニックから発売されているワンサイズ大きい食洗機に、NP-TSP1があります。NP-TCR4と比較し、どんな点で便利か?などレビューしているので、参考になれば幸いです。
結論、今後家族が増えたりする予定があれば、NP-TCR5よりもNP-TSP1を買った方が良いです。理由は、洗えるお皿が6点多いため。
赤ちゃんができて離乳食を作るようになると、NP-TCR4/5サイズでは1日に2回運転させないと回りません。
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【追記】NP-TCR4 vs NP-TCM4
最後に、NP-TCR4の下位機種であるNP-TCM4についても紹介しますね。
ただ、NP-TCM4は既に生産終了となっているため、新品での購入は難しいです。
具体的には以下の4点です。
・食器かごの素材
・バイオパワー除菌機能の有無
・低温ソフトコースの有無
・エコナビ機能の有無
食器かごの素材
NP-TCR4はワイヤータイプのかごを採用しており、耐久性が高く、食器の配置がしやすい設計です。一方、NP-TCM4は樹脂タイプのかごを使用しています。ワイヤータイプの方が重い食器の配置や洗浄後の取り出しがしやすく、耐久性の面でも優れています。
バイオパワー除菌機能の有無
NP-TCR4には、バイオパワー除菌機能が搭載されています。これにより、通常の洗浄だけでなく、より高い除菌効果が期待できます。特に赤ちゃんの哺乳瓶や衛生面が気になるキッチン用品の洗浄に適しています。
※参考元:洗剤のパワーを最大限に引き出す機能「バイオパワー除菌」(NP-45MC6T) | 幅45 cm機種の特長 | 商品ラインアップ | ビルトイン食器洗い乾燥機 | Panasonic
一方で、NP-TCM4にはバイオパワー除菌機能が搭載されていません。基本的な洗浄力はありますが、除菌性能を重視したい場合は、NP-TCR4の方が安心です。
低温ソフトコースの有無
NP-TCR4には、低温ソフトコースが搭載されています。この機能は、プラスチック製品など熱に弱い食器や保存容器の洗浄に適しています。低温で優しく洗浄するため、傷みや変形のリスクを抑えられます。
一方、NP-TCM4にはこの低温ソフトコースが搭載されておらず、一般的な洗浄モードのみとなっています。熱に弱い食器が多い場合は、NP-TCR4の方が安心でしょう。
エコナビ機能の有無
NP-TCR4はエコナビ機能を搭載しており、汚れの度合いや食器量に応じて節水・節電運転を自動で調整します。これにより、日々の電気代や水道代の節約にもつながります。
※参考元:概要 食器洗い乾燥機 NP-TCR5 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic
一方、NP-TCM4にはエコナビ機能が搭載されておらず、常に同じ水量・電力量での洗浄となります。