タンク式食洗機で人気のラクアとシロカについて、性能やサイズなど比較しました。
・価格:ラクア・シロカ(従来モデル)が安い
・サイズ:ラクア・シロカ大差なし
・機能:シロカのアドバンスモデルはUV除菌など備わっている
⇒赤ちゃんの哺乳瓶を除菌する時などにも使える
アパートに設置できる食洗機にはタンク式と据え置き型の2つがあります。
タンク式のメリットは手軽さ・コストで、設置に際して追加費用が発生しません。
そんなタンク式食洗機ですが、据え置き型と違い様々なメーカーから販売されています。
据え置き型の場合、パナソニックの1強です。
有名なのが、サンコーの「ラクア」とシロカから出ている「シロカ」。
2~3人用のサイズでは両者ともあまり大差がなさそうに見えますよね。
今回は、タンク式食洗機の2大巨頭となっている「ラクア」と「シロカ」について、性能や価格など比較していきます。
今回取り上げる食洗機はタンク式ですが、据え置き型と何が異なるか纏めました。
夫婦2人暮らし向けの食洗機5選(タンク式・据え置き型)|メリット・デメリット含め解説!に書いたので、参考になれば幸いです。
結論:コスパ優先ならラクア、機能優先ならシロカ(アドバンスモデル)
最初に申し上げると、サイズや重量・お皿の点数では両者ほとんど同じでした。
価格面でラクアが圧勝するので、初期費用を抑えたいならラクア。
逆に、日ごろのお皿洗い時短を優先したい、UV除菌などの機能も欲しい方(例:哺乳瓶を除菌したいなど)はシロカ(アドバンスモデル)。
基本的な性能ではシロカのどのモデルでもラクアより良い印象でした。

ただ、価格差が1.2~2.2万あり、総合的にはラクアの方が良さそうです。
楽天市場でも、ラクアの方が人気です。
販売企業からのサポート体制もラクアの方が厚い印象でした。
それでは実際に見ていきましょう。
「ラクア」と「シロカ」のタンク式食洗機モデル
ラクアは1モデルなんですが、シロカは同じサイズでも3モデルくらいあります。
なので、まずは代表とする食洗機を決めていきます。
ラクア:STTDWAD
ラクアはこのモデル1つ。Miniもありますが、2~3人用ではないので割愛しますね。
色は白黒の2種類
販売元となるサンコーからは、設置の補助板やラックなども併せてリリースされていて、サポートが充実しています。
シロカ:SS-MU251(UVタイプ)
シロカの2~3人用食洗機には、3種類のラインナップがあります。
機能面で最も充実しているのは、SS-MA251 or SS-MU251 の選択になりそうですね。

ここでは、SS-MU251(UVタイプ)をシロカの代表としましょう。
UVタイプはお皿以外の除菌もできるので、哺乳瓶など子育て中のご家庭におススメのモデルとなります。
では、ラクアとシロカのモデルを決めたところで、実際の比較を行っていきます。
項目は下記の通り。
・価格
・大きさ
・食器の点数
・運転時間
・給水の手間
・追加機能
ラクア(STTDWAD) vs シロカ(SS-MU251)_価格
2つの食洗機はどちらもタンク式のため、設置費用では差が付きません。
なので、本体価格のみ比較します。対象は下記3つの市場。
・Amazon
・楽天市場
・価格.com
ラクアの方が、シロカ(SS-MU251)に対し0.7~2.2万円ほど安い結果となりました。
シロカの最も安いスタンダードモデル(PDW-5D)であれば、ラクアとの価格差なしで買えます。ラクアの方が洗浄時間が掛かるので、シロカの方がおススメですね。

Amazonと楽天市場では価格差が同じでした。
公式ショップからの販売のみと考えられます。
順に行きましょう。
Amazon

Amazon | 本, ファッション, 家電から食品まで | アマゾン
Amazonの場合は、Keepaで価格推移も見られます。
販売されてから今までで、価格トレンドは以下の通り。

時期により変動がありますが、長期で見ると価格は以下の様になりますね。
・ラクア:37,800円
・シロカ:49,800円
2023/6現在では2.2万程度まで開いています。
本体機能で2.2万を跳ね返す要素がないと、ラクアに軍配が上がりますね。
6万円では、Panasonicの据え置き型2~3人用プチ食洗機NP-TCR4(18点まで洗える)の本体価格+設置費用と互角です。
項目 | 据え置き型 (プチ食洗機NP-TCR4) | タンク式 (ラクア・シロカ) |
分岐水栓取り付け費用 食洗機取り付け費用 | 業者に頼む:5000-7000円 | 0円 |
分岐水栓の費用 | 12000円程度 | 0円 |
分岐水栓取り付け時間 食洗機取り付け時間 | 1時間程度 | 10分程度 |
楽天市場

【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ (rakuten.co.jp)
23/6現在、楽天市場では以下の値段になりました。
・ラクア:37,800円
・シロカ:59,400円
価格差21,600円でAmazonと同じ。

価格.com

価格.com – 「買ってよかった」をすべてのひとに。 (kakaku.com)
23/6現在、価格.comでは以下の値段になりました。
・ラクア:35,800円
・シロカ:43,249円
価格差は7,449円で、依然ラクアの方が安いですね。

ラクア(STTDWAD) vs シロカ(SS-MU251)_大きさ・重さ
ラクアとシロカの大きさは殆ど差がありません。
キッチンの料理スペースを気にされるなら、少しでも小ぶりなラクアに軍配が上がります。
重さも0.5kg程度ラクアの方が軽め。

サイズが殆ど同じなので、ラクア用に販売されている補助板・ラックもシロカに使えます。
ラクア(STTDWAD) vs シロカ(SS-MU251)_洗浄可能な食器の点数
洗える食器点数は共に16点。ここでは差がないですね。

使う食器が少ない2人暮らしのご家庭であれば、1日分の食器を洗うにはピッタリなスペックとなります。
ラクア(STTDWAD) vs シロカ(SS-MU251)_1回あたりの運転時間
洗浄コースでは、最短で比較すると52分程度シロカの方が早いですね。
他のコースで比較しても、シロカが概ね1時間程度に対しラクアは2時間程度を要します。

夕飯に使うお皿がないから早く洗いたい!という場合には、ラクアは少し不便そうです。
ラクアは乾燥モードを外せないので、所要時間に50分近い差が出てしまうことに…ここは最大の欠点です。。
ラクア(STTDWAD) vs シロカ(SS-MU251)_給水の手間
どちらもタンク式なので、給水を人の手で行う必要があります。
かつ、どちらも食洗機の上面に給水口があるため、給水時は毎回40cm程度、水を容器に入れて持ち上げなければいけません。
給水を楽にできるグッズもあるので、後で紹介しますね!
タンク容量はラクア5L、シロカ6Lなので毎回5kgの水を持ち上げるという重労働。
ラクアの方が少し楽ですね。
下に紹介するグッズは、タンク式食洗機への給水を楽にしてくれる優れもの。
蛇口からホースを伸ばして、容器なしで食洗機に給水できます。
※水道の蛇口を取り換える必要がある場合、アパートにお住まいの場合は管理会社に問い合わせましょう
実際にDIYでホースを蛇口に付けた方が動画を挙げられていたので、こちらに紹介しますね。
給水グッズは他にもウォータージャグがありますが、口コミはあまり良くありませんでした…
ラクア(STTDWAD) vs シロカ(SS-MU251)_食洗機自体の追加機能
ラクアに対し、シロカはアドバンスモデルの場合に以下の追加機能があります。

ラクア・シロカの従来モデルは上記の機能を備えていません。
ただ、食洗機に必ずしも必要なものではないので、最低限の機能が揃っていてコストをおさえられるのであれば、ラクアで問題ないですね。
UV除菌では、赤ちゃんの哺乳瓶が除菌できたりします。UVランプの寿命は約600時間(食器洗い乾燥機 アドバンスシリーズ|シロカ (siroca.co.jp)より)。
10分/90分を選べるので1日1回90分(=1.5時間)として450回、つまり14カ月程度で寿命目安ですね。
まとめ
今回は、タンク式食洗機でも人気の高い「ラクア」と「シロカ」を比較しました。
以下にまとめますね。
・コストで考えるならラクア/シロカの従来モデル > シロカのアドバンスモデル
・サイズ・重量ではラクア・シロカに大差なし
・運転時間を短縮したいならシロカのアドバンスモデル(SS-MA251/SS-MU251)
・赤ちゃんの哺乳瓶など除菌を頻繁にしたい場合はシロカのUV除菌モデル(SS-MU251)

ラクアもシロカも、タンク式食洗機の中では人気モデルとなります。
お気に入りの方をお家に招いて、家事を楽にしてもらいましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!