パナソニックのプチ食洗機NP-TCR4で洗えるお皿の点数を検証してみました。
・カタログでは18点まで
・詰め込むと20点までは洗える
・食洗機の汚れを取るには庫内クリーナーを使う
洗うお皿が多い時は、ついつい食洗機に沢山入れて洗ってしまう時があります。
ですが、食洗機に食器を入れすぎるとちゃんと洗えてるか気になりませんか…?
という訳で、今回はどれだけ洗えるかを見るべく、我が家で2021年8月から活躍中のプチ食洗機NP-TCR4に食器を入るだけ入れて洗ってみました。
1回でどれくらいお皿を洗ってくれるのか、詰め込んでみたよ~の回です
検証の結果、多少無理に詰め込んでもほとんどの食器は洗えるんですが、工夫して置かないと一部の食器には汚れが残ってしまいました。
こちらについて、詳しくレビューしていきますね!
楽してたくさん食器を洗おうをモットーに、レビューさせていただきます。
プチ食洗機NP-TCR4が1回に洗えるお皿の量は?
我が家で活躍している食洗機は、Panasonicから出ている2~3人用の食洗機。
NP-TCR4という型番で売られています。夫婦二人暮らしのお皿の量にはぴったりですね。
1日分の食器がちょうどフルで入るサイズです(18点分)
パナソニックから出ているこのサイズの食洗機としては2代目で、前代のNP-TCR3と比較してお皿を入れやすいよう改良が加えられました。

画像引用:省スペースに置けて、約3人分の食器が入る | 食器洗い乾燥機 NP-TCR4(プチ食洗) | 商品一覧 | 食器洗い乾燥機(食洗機) | Panasonic
説明書では18点まで洗える(2~3人用の食洗機では多め)
まずは製品の取り扱い説明書から見ていきます。
上で紹介したプチ食洗機では、洗えるお皿の量は目安18個。1日分の食器量であればぎりぎり行けるかな?という感じ。

同じ2~3人用サイズではラクアなどが販売されていますが、そちらは16点程度なので少し多めに洗えます。

でも忙しい夫婦共働き世帯では、少し食器を貯めると18点は超えてしまうのが現状。。。
カタログより詰め込んでも、実際洗えるんじゃない?という事で検証してみました。
カタログにある通り18点までしか綺麗に洗えないのか?検証するべく、どれだけ洗えるかを見てみることに。
食洗機の本気を見るために、ベストパフォーマンスで洗ってもらいました。
Panasonic_NP-TCR4では、洗浄コースがメインで3つ設定されています。それぞれのコースには乾燥あり/なしが選択可能。
・標準コース←今回検証!
・低温ソフトコース
・スピードコース
・標準コース (乾燥なし)
・低温ソフトコース (乾燥なし)
・スピードコース (乾燥なし)
スピードコースは時短専用で、すすぎ回数が2回。
一方で低温ソフトコースはプラスチック容器にも対応するため、50℃の温水で洗浄、すすぎ回数が数回増えます。
標準コースは90℃の温水で5回すすぐので、食洗機のパフォーマンスを発揮できるのは標準コースかなと。
なので、標準+乾燥コースで洗浄してみました!
ひたすらに詰め込んでみる
では、実際にお皿をできるだけ入れてみてどれだけ入るか見てみました。
「→」のついた容器は洗えるか微妙なので、後で見てみる事に。

・厚底容器1つ:直径17cm, 底7cm
・茶碗(プラスチック製)2つ:直径12cm, 底6cm
・茶碗(セーラームーン):直径11cm, 底4.5cm
・コップ2つ
・お椀(プラスチック製)1つ:直径11cm, 底7.5cm
・お弁当容器(赤)3つ:直径9cm, 底4.5 / 5.5 / 3.5cm
・お弁当容器(白)1つ:横17cm, 縦8cm, 高さ5.5cm
・鉢2つ:直径12.5cm, 底6.5cm
・取っ手つきお椀1つ:直径12cm, 底6.5cm
・大皿2つ
・お弁当のフタ4つ
・小鉢2つ
合計22点。この他には箸やスプーンが入っています。
標準コースだと90℃の熱湯を使いますが、電子レンジに入れられるプラスチック容器であれば問題なく洗えます(念のため耐熱温度を確認してください)。

仕上がり確認|水が当たらない箇所は洗いきれない
上に載せたお皿のうち、以下のものは少し汚れが残ってしまう結果となりました。
- ・2段重ねにしたお皿
- ・他の茶碗で水が直接かからないお皿
- ・底から少し上過ぎる所に置いたお皿
該当する、先ほど「→」をつけたお皿たちの仕上がりはこちら。

Panasonicの食洗機といえど、さすがに沢山入れすぎるとダメなようです。ごめんよ、、入れすぎたよ、、
なので、入れた22点のうち20点はちゃんと洗えています。
また、直径17cmの厚底容器に代わって平たいお皿を数点入れれば、合計22点までは洗えそうですね。
お皿同士の間に包丁や小鉢を入れて、より詰め込んで洗うこともできます。
追記:乾燥機能は洗浄の仕上がりに影響しません!
今回は標準+乾燥コースで検証しましたが、日常では乾燥コースを外してもお皿はちゃんと洗えます。
洗浄が終わってから食洗機の扉を開けておけば、お皿が熱いのですぐに乾きます。
電気代も多少節約できて(30回運転で29円)時短にもなるので、普段使いは乾燥なしで洗う事がおススメ。
食洗機のコース別で電気代・水道代がどれくらいかかるかも検証しています。
実際にチェッカーをつないでコース毎に測ってみた結果、乾燥コース有無はさほど節約にはなりませんでした。
紹介記事では検証結果や、他に電気代を節約できるかを紹介しています。
軽い容器を洗う時は固定するなど工夫が必要
NP-TCR4の取扱説明書には、軽い容器は水の勢いで飛ばされてちゃんと洗えないと書いてあります。
なので、例えばお米のタッパーなどを入れると上手く洗えません。。
ツイッターでレビューしてある記事を見つけたので、貼っておきますね。
食洗機の性能を最大限引き出すための使い方
今回の検証では、カタログ値の18点より多い点数でもお皿は洗える、と分かりました。
後は、なるべく長く機能してくれるに越したことはありません。
食洗機の耐用年数は5~7年と言われています。
食洗機を使い続けていく上で、食洗機が十分にパフォーマンスを発揮し続けてくれるためのポイントを解説しますね。
・予洗いをしてから食洗機に入れる
・食器の配置は水の通り道に
・使用後は残さいフィルターの掃除をする
・庫内のお手入れ専用の食洗機洗剤を使う
・月に1回程度は拭き掃除・ノズルの手入れをする
順に解説しましょう。
予洗いをしてから食洗機に入れる
食洗機は油汚れなど綺麗に落としてくれますが、万能ではありません。
先ほど検証でもそうですが、ご飯粒や大きな食べかすは残ってしまうことも。
なので、洗う前に予洗いで落としておきましょう。
油汚れのある食器は、キッチンペーパーなどで拭き取ると洗剤の量も少なくて済みます。

食洗機を使った後の残さいフィルターの手入れも楽になります。
こびりついてしまった食べかすとかは、水につけて数分してから拭き取ると良いです。
食器の配置は水の通り道に
検証の結果からも証明されていますが、水の通り道に食器を置かないと、洗い残しが出てしまうことも。
なので、他のお皿に隠れて水が来ない場所は、避けた方が良いですね。
食洗機はカゴの下にノズルがあり、それが回転しながらお湯を噴射し、汚れを落とします。
下から眺めた時に、他のお皿に重なって全く見えないお皿が無いようにしましょう。
お皿の並べ方も下の様に工夫すると、洗い残しを減らせます。

パナソニックの食洗機では、ノズルから噴射される水は高さ2m近くまで上がるくらいの勢いがあります。
なので、食洗機の中でノズルからの水がかかる位置にお皿を置いておけば、基本的に汚れが落ちると考えてOKです。

使用後は残さいフィルターの掃除をする
食洗機を使った後は、多少の大きな汚れが残さいフィルターに残っています。
・フィルターに残った汚れがカビの原因になる
・目詰まりして食器の洗いあがりが悪くなる
上のような心配を無くせます。
残さいフィルターは、食洗機から外して歯ブラシなどでこすると、汚れが落ちやすいですよ。
食器を取り出し、分岐水栓を閉め、残さいフィルターを歯ブラシなどで掃除してください。残さいフィルターを取ると水が残っていますが、問題はありません。
水が汚れていたり、残さいフィルターがヌルヌルしている場合は、油汚れが洗剤で分解していないために起こります。
油汚れの多い日は、洗剤量を多め(1.5~2倍)に投入してください。または、庫内のお手入れを行ってください。【卓上型】食洗機のお手入れ方法が知りたい(におい・かび・庫内の汚れ等) – 食器洗い機/食器乾燥器 – Panasonic
庫内のお手入れ専用の食洗機洗剤を使う
庫内に汚れや臭いがついてしまった場合は、普段の2倍の量だけ洗剤を入れ、お皿を入れずに空洗いがおススメです。
基本的には、普段使っている食洗機用洗剤を使えばOK。
月に1回など定期的に行いましょう。
もし水垢なども付いていて気になるようであれば、庫内クリーナーを使うと清潔さをより保つことができます。
庫内クリーナーは酸性なので、普段の食洗機用洗剤で使われているアルカリ性・中性では落ちない庫内の汚れも洗い落としてくれます。
食洗機の庫内クリーナーを使った効果検証をしてみたので、参考になれば幸いです。
使用の際は庫内全体にまぶす様に入れてから、通常運転しましょう。
普段から中性の食洗機用洗剤を使っている方は、たまに使ってみると食洗機内が綺麗に保たれます。
スーパーや薬局に行っても、上で紹介したパナソニックの食洗機クリーナーは置いていないことが殆どです。。
その場合、小林製薬から食洗機クリーナーが出ているので、代わりに使ってもOK。
近所の薬局やスーパーを探してみたけど売ってない…という方は、クエン酸でも大丈夫です。
月に1回程度は拭き掃除・ノズルの手入れをする
長く使っていると、ノズルに水垢が溜まってしまったり、汚れが溜まることもあります。
汚れをそのままにしないよう、月に1回程度は手入れをすると良いですね。
良く絞った布で拭けばOK。

私も1年半ほど、食洗機庫内の掃除をしていませんでした。
ノズル部分への汚れはあまりないですが、排水箇所付近にはお皿を洗った際に出た汚れが溜まりやすいです。

まとめ
今回は夫婦共働きに良いサイズとして売られているPanasonicのプチ食洗機で、1回にどれくらいお皿が洗えるのか試してみました。以下にまとめますね。
・取り扱い説明書では、1回に18点のお皿が洗える
・多少無理に詰め込んでも、20点くらいまでのお皿や容器は洗える
・水が直接掛からない / 底から上過ぎるところに置いたお皿は汚れが落ちない場合がある
カタログより無理して少し入れても、多少は洗える!が検証結果となりました。
いざ食洗機を買って、お皿をセットする際の参考になれば幸いです。
食洗機用洗剤には大きく分けて粉末・ジェル状の2タイプありますが、どちらがお得でしょうか?
そんな疑問にお答えする記事も書いてみました。洗剤を購入する際、参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!