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【検証】食洗機NP-TCR4の電気代は346円_乾燥なしは効果ウス

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記事の要点

パナソニックのプチ食洗機NP-TCR4を使った時の水道代・電気代を検証しました。

電気代
・標準コース(乾燥付き):月370円
・標準コース(乾燥なし):月340円
・スピーディコース(乾燥なし):月185円

水道代:手洗いより月24円節約

食洗機を使う時に気になるのが電気代。節約したい方は、水道代も気になりますよね。

今回は、夫婦2人暮らし家庭で活躍中のプチ食洗機、パナソニックのNP-TCR4で実際に運転した時の電気代を検証・水道代を算出しました。

筆者

電気代はチェッカーから検証、水道代は取扱説明書から算出しました。

コース別の消費電力も併せて検証したので、今後の節約にお役立てください。

食洗機では給水してから庫内で温水にして使います。なので、ガスは使用しません。

手洗いでガスを使う方もいるかもしれないですが、今回の検証でガス代は集計から外しています。

手洗いでお湯を使われている場合はそちらも節約に当たりますが、今回算出していないのでご了承ください。

また、今回の計測は個人的なものになるため、同じ機種であっても地域や季節により、電気代が上下する事が考えられます。

【検証】パナソニック_プチ食洗機NP-TCR4コース別の電気代

今回のモデルとなるのは、パナソニックから発売されているプチサイズの食洗機NP-TCR4

2~3人用でサイズもコンパクトなので、台所が少し狭くても置けるタイプです。

我が家でも2021年8月から活躍中。

筆者

カタログ値では1回に洗えるお皿の量は18点。夫婦二人暮らし世帯には丁度いいサイズですね。

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23/12現在、後継機のNP-TCR5が販売されています。サイズ・スペックはNP-TCR4と同じですね。

NP-TCR4の食洗機仕様を見ると、消費電力はおおよそ600~685Wと、電子レンジ並みの消費電力になります。

検証条件

洗浄の水は分岐水栓の水側から採り、食洗機で温水まで温めてから使う時の検証です。

また、料金は2022年8月現在のものを参考にしました。詳しくは下の通り。

食洗機・電気料金・水道料金モデル

・対象の食洗機:Panasonic NP-TCR4-W(プチ食洗機)
・集計地域:東京都
・想定世帯:夫婦2人暮らし家庭
・電力会社:ENEOS電気
・水道局:東京都水道局
・算出方法:取扱説明書の値よりシミュレーション(標準運転+乾燥モード)

次に、検証するコースについて。

筆者

運転モードは”標準”・”低温ソフト”・”スピーディ”の3つに、乾燥コースを付けるか付けないか選べます。

節電効果を見るために、3つのコースで消費電力を見てみました。

標準+乾燥コース (今回検証)
標準コース (追加で検証)
・低温ソフト+乾燥コース
・低温ソフトコース
・スピーディ+乾燥コース
・スピーディコース (追加で検証)

2~3人向け食洗機の性能は?

NP-TCR4は上に示すように様々なコースがありますが、同じサイズで競合する「ラクア」や「シロカ」も運転コースに工夫が見られます。

運転時間で比較すると、NP-TCR4が最速。

ラクアやシロカ、そして今回のNP-TCR4との比較などは、下の2記事にまとめています。

洗浄コース毎の使用電力

節電チェッカーを使って測った結果、消費電力は以下の様になりました。測定時期は夏。東北なので、水温は20℃程度ですね。

筆者

冬の場合は、容赦なく0℃近くまで下がります。。

スピーディ(乾燥なし) << 標準(乾燥なし) < 標準(乾燥あり) の順に電気代が高くなる結果。

ENEOSの東京Vプランで、標準コース(乾燥付き)の電気代を計算しています。

東京Vプランの料金形態(2022年8月時点)

40Aでの契約として、基本料金は1,144円。東京都の集合住宅での月あたり平均の電気使用量は272kWhなので、下の様に計算できます。

基本料金 + (120kWまでの基本料金) + (120~272kWの基本料金)
=1,144 + 120×19.88 + (272-120)×24.54
=1,144 + 2,385.6 + 3,730.08
=7,259.68
7,260円

これに、先ほど計算した食洗機の月あたり電力15kWhを加えるとすると、追加分は

  • 15×24.54 = 368.1 円

となります。電気代は月当たり370円、年間で4,440円弱の増加という訳ですね。

同じ様にして、洗浄コース毎の電気代は下の通り。

電気代を節約したい場合には、乾燥なしのスピーディモードがおススメと分かりました。

乾燥なしでお皿は乾くの?

乾燥を外す一番のメリットは、電気代の節約よりも時短効果になります。パナソニックNP-TCR4が乾燥にかける時間は標準で30分。

30分も掛けなきゃ乾かないお皿を自然乾燥にしたらもっと時間掛かっちゃうんじゃない?と思うかもしれませんが、実際にはお皿の余熱で数分もあれば乾いてくれます。

実際に乾燥なしで洗浄完了後、1分ほど扉を開けてからの様子。手前の赤い茶碗が少し濡れていますが、これも数分したら乾いていました。

※HTB ENERGY HPより引用:https://htb-energy.com/article/price/a36
※東京都環境局公式サイトよりデータ引用:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate//home/energy.files/syouhidoukouzittaityousa26honpen_3.pdf

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電力会社を精査し電気代の単価を下げるのも一手

食洗機の運転モード次第で、電気代は下げられると分かりました。

ただ、昨今は原価の高騰で電気代そのものの値段も上がっているので、元の単価を下げられるかを考えるのも大切です。

そこで、電気代を比較できるサイトがあったので紹介しますね。

エネチェンジで電気とガスの簡単比較

筆者

電気代の単価を下げるって言っても、自分で比較するのは難しい。。

特に電気代は使う電力量によって単価が変わるので、見積もりがなかなか難しいですよね。

そんなときは、「エネチェン」から出ている電気料金比較ページを使うと楽です。

比較に必要な項目は下の4つ。

・世帯構成
・生活形態
・居住地域
・現在契約の電気代プラン

上の4つを入力して「結果へ進む」ボタンを押してみると最適な電力プランと節約可能額が表示されます。

シミュレーションは無料なので、気になった方は受けてみてください!

全国対応なので、参考になるかと思います。

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パナソニック_プチ食洗機NP-TCR4の水道代

結論、手洗いに比べて使用量は節約でき、実際に年間300円の節約ができるとわかりました。

結論

・月あたり25円の水道代節約
・月当たり960Lの水道節約(湯ぶね3杯分)

水道代の詳細

食洗機と手洗いを比較すると、1回に使う水の量は以下の通り。

項目手洗い食洗機差分
1回あたりの使用量41L9L32L
1カ月(30回)分の使用量41×30=1,230L9×30=270L960L

食洗機の方が圧倒的に使用量が少ない結果に。

筆者

お風呂の湯ぶねは1回300Lほどなので、食洗機にすると湯ぶねに3回浸かる分の水道代が浮きますね!

これを東京都の水道料金表から計算してみましょう。960Lは体積に直すと 0.96m^3 ですね。下の様になりました。

2人世帯の平均的な月の水道使用量
(手洗い)
2人世帯の平均的な月の水道使用量
(食洗機)
差分
水道の使用量15.9m^314.9m^30.96m^3
月の水道料金2,0372,01324円

わずかですが、水道料金でも節約できる結果に。

工事屋さん.com HPより参考:https://ko-jiyasan.com/user_data/saving_money_dish_washer.php#staticpage-article-toc-2-2
※東京都水道局HPより参考:https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/tetsuduki/ryokin/hayami_23.html?area=23ku

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水道代を更に節約するにはまとめ洗い

食洗機を使うと、水道代が節約できると分かりました。

食洗機の稼働回数を多少増やしても水道代への影響は少ないですが、まとめ洗いをすることで食洗機の稼働回数を減らし、使う水も少なくできます。

NP-TCR4はカタログだと1回18点までお皿が洗えるので、なるべく最大点数まで入れて洗えると良いですね。

NP-TCR4で洗える食器の点数は?

カタログだと18点まで洗えますが、なるべくまとめて洗いたい場合には、もう少し詰め込んでも洗えます。

実際にどれくらいまで洗えるのか検証した記事があるので、こちらに紹介しますね。

まとめ

パナソニックのプチ食洗機NP-TCR4で、運転コース別の電気代の検証・水道代を算出しました。

標準コースで見積もると、電気代が370円追加されて水道代は24円節約できるので、トータルの固定費は346円増加となります。

・水道代は手洗いよりも月々24円の節約
・電気代は手洗いより月々185~370円の増加
・電気代を節約したい場合は、スピーディモードの乾燥なしがおススメ
・乾燥ありなしでも電気代はあまり変わらない

食洗機の固定費が心配という方も、月々数百円で家事が楽になるのでありですね!

また既にお持ちの方も、予想より電気代はかかっていないので安心ですね。

維持費は多少かかっても、時間を節約で生活は豊かになる

今回検証したように、食洗機を使うと月々数百円程度の出費はあります。

ただ、電気代・水道代以上のメリットがあるのも事実。

手洗いだと30分程度かかる食器の洗浄が、食洗機なら5分程度お皿を並べればOKなので、時間と手間が省けるんですね。

これを1カ月続けると25分×30回=750分(12.5時間)にもなります。

食洗機を使えば手洗いで肌荒れになる心配もない

食洗機で毎日お皿を洗ってもらえば、その分手洗いはしなくて済みますよね。

そうなると、今まで手荒れに悩まされていたお皿洗いが丸ごと解消。

筆者

特に冬場は乾燥するので、手荒れの切っ掛けになるお皿洗いは食洗機に任せちゃうのがおススメです!

新・三種の神器に数えられる食洗機。ぜひ使ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

筆者

当ブログでは他にも、プチ食洗機に関する様々な話題を取り扱っています。

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